演奏者の御紹介「第5弾」!
今回は「まちの音楽隊」代表の高瀬様にお話を伺いました。
左から、園田様(ピアノ)、代表の高瀬様(声楽)、
金子様(声楽、オペラ専攻)、鈴木様(フルート)
ー 本日も演奏会おつかれさまでした。演奏もドレスもとても素敵で、うっとりと聞きほれてしまいました。声楽とピアノ、フルートのユニット、「まちの音楽隊」結成のきっかけは何だったのでしょうか?
音大を卒業してから色々な形の演奏会ができる自由さに気づきました。それと同時に演奏活動は続けていかないといけないという思いがあったんです。
この4人は国立小学校からの付き合いで、家族同然です。みな訪問演奏に魅力感じており、このメンバーで自然な流れで演奏しようという事になりました。
子供達のところで演奏する機会があると思っていたので、「まちの音楽隊」というわかりやすいユニット名にしました。
うたのお姉さんをきっかけに音楽の道へ
― 高瀬さんの音楽をはじめたきっかけはなんだったのでしょう?
NHKの「おかあさんといっしょ」のうたのお姉さんの影響が大きいですね。小さいときから「おかあさんといっしょ」を見て、歌って踊っていました。
両親がそれをしっかり見てくれていて、たまたま国立音楽大学の小学校のチラシが家に配られたみたいなんです。それで両親が音楽の道に入れてくれました。まさかこんなに続けていくとは思わなかった。と家族も言っています(笑)
(しっかりと自分の事を見てくれて、音楽の道を拓いてくれた)両親にはとても感謝しています。
子供の時は歌のお姉さんから音楽を受け取る立場だったのですが、今は自分たちが音楽を届ける事ができる番になって、とっても幸せです。
― 本日はシニア向けの演奏会でしたが、来月は保育園での演奏が控えています。子供達へのコンサートの魅力はどういったものなのでしょうか。
子供は面白い事を探す事を探すのが上手いんですよね。
オペラの発声だけでも大爆笑でしたし、テンポが遅いところから早くなるだけでも楽しんでくれるんです。
目の前で演奏を聴いて体で表現をしてくれる事、音楽を通じて子供との心の距離が近くなっていく事に演奏のやりがいを感じます。
訪問演奏は観客のみなさんとの距離が近い
― 今回で3回目の演奏会となりました。先程訪問演奏に魅力を感じていらっしゃるというお話をいただきましたが、訪問演奏の魅力を教えていただけないでしょうか。
お客様との距離が距離が近いところですね。舞台での演奏会だと客席が真っ暗な事が多くて表情まで見れないんです。
演奏中に表情をリアルに感じる事ができる、物理的な距離もそうですが、訪問演奏は心の距離も近いと思うんです。
一番最初の訪問演奏の時(※)に控室までにどうしても御礼を伝えたいというおばあさまがいらっしゃって、すごい感謝をいただいたんです。
おばあさまが涙を流しながら感謝をお伝えしてくださって、私達もみんな泣いてしまいました。すごくあったかい気持ちになりました。
(※)2016/11/9のロマンヒルズ西でのコンサート
(インタビューを受けている高瀬さん、色々なお考えをしっかりと語っていただきました。右はコンサートコーディネーターの前田)
話しかけるコンサートをみなさまへ
― 心の距離を縮めるために心がけている事はありますか。
まさに訪問演奏ならではですが、お客様の顔を見るという事ですね。
歌うというよりも話しかけるという感覚でコンサートをしています。
― 我々とも目があいましたね。それをきっかけに演奏会にひきこまれたような感覚があります。
最後にまちの音楽隊で今後取組んでいきたいこと、をぜひ教えていただけないでしょうか。
同じ環境で育ってきたメンバーで音楽を通じて誰かを楽しませる事を一緒にできるというのは...、感慨深いです。この4人でコンサートをする幸せを感じています。
今後ですが...、パフォーマンスバンクさんの活動と一緒に大きくなっていきたいです。そして、コンサートを開けば沢山の人に来てもらえる音楽家になりたいと思っています。
― ご期待に沿えるよう、我々もがんばっていきたいと思います。
本日はコンサート後でお疲れのところ、インタビューありがとうございました!
※1/28に開催された演奏会の様子については下記リンクをクリックしてご覧ください。