奏者様はプロのサックス奏者の旧橋壮様でした。
曲目は奏者様のこだわりで当日までのお楽しみということで、本番まで何の曲が演奏されるのかと
利用者の皆さんわくわくしておられました。
ピアノのアンプを伴奏に、サックスの演奏がスタートしました。
プロの実力というのでしょうか。1人での演奏にかかわらず、音が響き渡り、あっという間に会場の空気がかわりました。
曲目は全7曲で、ジャズから日本の曲まで様々な曲がありました。
利用者様の80代の方は日本の古い曲、70代の方はジャズといったように、年齢層のよっても好みがあるという話を後から伺いました。そのため、年齢にかかわらず皆さま楽しめたのではないでしょうか。
途中にはサックス紹介がありました。旧橋様がその場でサックスを解体され、全て組み立てなくても音が出るのだということを実践してくださいました。利用者様の方々から「おお」という反応がありました。
アンコールは予定していなかったのですが、みなさんのご要望があり、
最後はふるさとを演奏してくださいました。そのため、全8曲となりました。
利用者様の方は、椅子に座ったまま聞いたり、マッサージをされながら聞いたりといった、それぞれ自由に過ごされながら聞いていらして、ある意味施設で演奏するからそういう形で出来るのではないかと思い、タイトルに挙げました。
真面目に聞いていないという意味ではありません。
リラックスしながら聞けるというのが、このような演奏会の形の、醍醐味ではないでしょうか。
コンサート後も施設長さんが伴奏をとり歌を歌われていたため、皆さまの音楽好きが伝わってきました。
終わった後に私と奏者様のもとにわざわざかけつけて下さり、「本当にありがとうございました!」
とやや感涙されている方もいらして、本当に良かった、という気持ちになりました。
施設の方、利用者の方、演奏者の方、携わってくださった全ての方々、
ありがとうございました!