代表の鈴木です。
今日の会社の後輩との話。彼は学生時代にかなり本格的にサッカーをやっていて、社会人になった今でも草サッカーを続けています。しかし「どうあがいても学生時代以上には上達できない」ことにストレスを感じるのだとか。これはとてもよく分かる。
自分も高校~大学時代にサックス/吹奏楽にガンガンに取り組み、社会人になってからもすぐに市民楽団に所属してサックスを吹き続けた。しかし、学生と社会人では趣味にかけられる時間が違い練習量が圧倒的に落ちるため、みるみるうちに腕が落ちていくことにかなりのストレスを感じた。もちろん音楽の解釈などの面では年齢を重ねた方が上達する部分もあったが、指が回らなくなる・ちょっと長い曲を演奏すると口がバテるなど、運動機能の衰えはどうすることもできなかった。
これは仕方ないと心の中で折り合いをつけるまで2~3年は要したように思う。
自分の場合は社会人になってからすぐに仲間たちと新たな楽団を立ち上げるというイベントがあったのがラッキーだったが、下手になっていく自分が嫌で趣味をやめてしまう人も少なくないかも知れない。
しかしながら、後輩の彼が続けて言っていたことがとても興味深かった。彼は草サッカーと並行して、会社の近所の公共施設で開催されている草バレーボールにもちょくちょく参加しているそう。バレーボールはこれまで経験が無かったが「新しいことができるようになるのはとても楽しい」のだそう。長年のサッカーで培った運動神経の良さにより、バレーボールの上達が早いことも、きっと楽しさを倍増させているのだろう。
この気持ちもすごくよくわかる。最近、縁あって合唱団に参加しているが、新しいことを習得するのはとても楽しい。そして、楽譜が読むこと・歌でとても大事な腹式呼吸が自然にできることなど、自分のこれまでの音楽経験を活かして一気に上達してる感覚がさらに楽しい。
スポーツと音楽の違いはあれど、大人になってからの趣味は半歩外のものを新たに始めるのが良いのかも知れないと思った出来事でした。
長年音楽に取り組んできた人は、思い切って全然違う楽器に取り組んでみたりすると良いかも知れない。