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『生演奏の楽しさをすべての人に!』

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トルヴェール・クヮルテット30周年記念公演@東京 Day1

代表の鈴木です。

私が敬愛するサックス四重奏団、トルヴェール・クヮルテットの30周年記念公演を聴きに行きました。東京での2日連続公演の1日目です。

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【プログラム】
第一部
G線上のアリア
サクソフォン四重奏曲(ジャンジャン)
グラーヴェとプレスト
トルヴェールの惑星より「金星」「木星

第二部
弦楽四重奏曲ラヴェル/新井靖志編)
ティプシー・チューン

アンコール
Doo-Dah 組曲

 

全編通して「すごい」の一言に尽きるコンサート。

 

1曲目のG線上のアリアの1音目からの美しいハーモニーに心を持って行かれ、続くジャンジャン・グラーヴェとプレストは、かつて演奏した際の懐かしさ等も手伝ってその表現力やテクニックに度肝を抜かれ、トルヴェールの惑星を純粋にエンターテイメントとして楽しんだところで第一部が終了。

 

第二部はラヴェル弦楽四重奏曲のピンと張り詰めた空気になったかと思ったら、ティプシー・チューンは笑わせる演出も多数。アンコールのDoo-Dah 組曲も、かなり難しいはずなのにサラッと演奏してしまうあたりに、またトルヴェールの凄さを感じて終演となりました。

 

トルヴェールのコンサートにはこれまで数十回聴きに来てますが、30周年ということで演奏者も気持ちがかなり入っていた様子で、それが観客にも伝わったのか第一部の終わりで既に拍手が鳴り止まず、最後もずっと拍手が鳴り止まないところを強引に終了のアナウンスが入ったような形でした。

 

トルヴェールといえば、昨年9月にテナーサックスを担当していた新井さんが亡くなったことで、今後の活動は無理なんじゃなかろうかと思われていました。

 

しかしながら、その後は新井さんの弟子である神保佳祐さんを代奏として活動が継続されていました。テナーに神保さんを迎えてのトルヴェールの演奏を今回初めて聴き、やはり新井さんと比べてしまうともっと自己主張があっても良いのでは?と感じる場面もあったのですが、音色はしっかりと新井さんの流れを汲んでいるように思いましたし、まだまだお若いので今後の成長とアンサンブルとしての成熟によって、また新たな魅力を有した団体になるものと信じています(というか、あの若さであの3人を相手に出来ているだけでもほんとすごい)。

 

明日のDay2 も本当に楽しみです♪